青年海外協力隊に参加するまでのいきさつ

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海外に興味を持ったきっかけ

青年海外協力隊に参加する動機を語る前に、そもそも海外に興味を持ったきっかけについて書きたいと思います。

さかのぼること十数年前、大学でのパソコンを利用した授業中、あまり興味を持てない講義ではネットサーフィンをすることも多々ありました。講義に集中しろという突っ込みはひとまず置いておいてください。

何を検索していたかまでは覚えていませんが誰かの旅行記か何かを見ていたときに沢木耕太郎の深夜特急という本が紹介されていました。

深夜特急との出会い

たぶん見ていた旅行記が面白かったのだと思いますが、その面白い旅行記を書いている人が紹介している本だから面白いのだろうと思い、深夜特急という本を読みたくなりました。

とりあえず大学の図書館に足を運び蔵書検索してみると、あるじゃないですか!

ということで早速借りて読んでみました。本の感想を述べたりするのが下手なため上手く表現できないですが、わくわくどきどき、自分もバックパッカーとして旅行してみたい、と思わせてくれる作品でした。

初めての一人海外旅行

バイトで旅行資金を貯め、大学2年の春休み、初めてバックパッカーとしてデビュー(?)しました。選んだ地は東南アジア。近場であり旅行費用も安く、バックパッカー初心者でも安心、ということでひとまず微笑みの国タイランドへいくことにしました。

旅行期間は春休みのほぼ全期間を利用した7週49日間です。

バンコク経由、バングラデシュ行きのビーマンバングラデシュ航空に乗りました。飛行機に乗ったとたんに異国を感じ、旅行への期待が膨らみました。

現在ではビーマンバングラデシュ航空は東京(成田)へ就航していないようですね。なんだか寂しい限りです。

バックパッカーの聖地カオサン

ガイドブック地球の歩き方を片手に安宿が集まるカオサンロードを目指します。初めて目にしたカオサンロード。外国人がいっぱい(当たり前ですね)。怖い・・・、これが私のカオサンロードの第一印象です。

その後ある程度決めていたとおり、カンボジア→ベトナム→ラオス→タイとぐるっと一周してまたカオサンに戻ってきました。

戻ってきたときのカオサンの印象。外国人がいっぱい、あー安心。旅行を終えるときには旅行者が集まる土地は逆に安心感を持つようになっていました。

大学時代の旅行先

その後も夏休みや春休みを利用し、インド・ネパール・ロシア(トランジットで1日のみ)・シリア・ヨルダン・イスラエル(&パレスチナ)・エジプトと旅行しました。基本的には世界遺産などの有名な観光地を巡っていたくらいです。今では気軽に旅行できなくなってしまったシリアですが、多くの旅行者が旅行している安全な国でした。ほんの10数年という間に世の中や国の情勢が変わるということに驚きを隠せません。

旅行だけでは満たされない何か

海外旅行をしているだけでも十分異文化を感じることはできたのですがやはり現地で生活するのと旅行では全く違った発見があるのではないかという思いがありました。いつか海外で生活してみたいな、と漠然に思うようになりました。

社会人として働きはじめ

大学卒業後、社会人として働き始めましたがいわゆる新卒3年の壁(かってに命名)にぶち当たりました。一つの場所に腰を据えて働きたいという思いがあったのですが入社した会社では転勤・引っ越しが当たり前であり、そこで働き続けるイメージが出来ませんでした。

中途半端に日本国内を転勤するくらいなら若いうちに海外に行ってみようと思うようになっていました。

そして青年海外協力隊へ

どういう形で海外に行こうか考え、以下の選択肢が浮かびました。

・青年海外協力隊

・ワーキングホリデー

・個人的に海外に行き働き始め

個人的に行くのは英語もろくにしゃべれないため(大学1年時のTOEICは400点)難しそうということで青年海外協力隊とワーキングホリデーの二択に絞られました。実際どちらもよく制度がわかっていなかったのですが調べてみると青年海外協力隊の制度はボランティアでありながら生活費も支給され、国の後押しもあるため病気や不慮の事態が起きた場合に安心できる。そして自分の専門分野(工学部情報系)の知識を生かして世の中の役に立てる、とワーホリに比べるとメリットが多かったです。

小さい頃から協力隊に参加したくて、というような熱い思いを持った人からしたら打算的で自分のことしか考えてないと思われるかもしれませんが、「ボランティア=偽善」という数式は少なからず誰にでも当てはまるのではないでしょうか。

偽善であろうとその行為によって少しでも助かる人がいる。それでいいと思っています。

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