皆さんROLEXといったら何を思い浮かべますか?
もちろん大多数の日本人は高級腕時計を思い浮かべることでしょう。しかしウガンダで生活していて私は食べ物を思い浮かべるようになってしまいました。なぜならウガンダではROLEXは食べ物なんです。
今回はウガンダの屋台食「ROLEX」を紹介します。
ウガンダのROLEX(ロレックス)とは
ロレックスはウガンダの屋台で買える軽食です。
チャパティに卵焼きとトマト、玉ねぎ、キャベツなどを載せ塩を振りかけ、くるくると巻いたら出来上がり。こうして言葉に表すとものすごくシンプルだと気づきましたが本当にシンプルな食べ物です。なのでどこで食べても大きく外れることはありません。全国に普及しているのもわかる気がします。店によってはちょっと違う野菜が入ることもあるようです。
ちなみになぜロレックスというかですがRolled Eggsから来ているそうです。なるほど納得。
ROLEXの作り方
上にも書きましたが「チャパティに卵焼きとトマト、玉ねぎ、キャベツなどなどを載せ塩を振りかけ、くるくると巻いたら出来上がり」ですでに説明が終わっているのですが画像を交えながら作り方も紹介します。
チャパティやロレックスを売っている所ではこんな感じで肉まんみたいなパン生地が大量に作られています。
それをロレックス用の鉄板で焼きチャパティを作ります。
次に卵焼きの作成です。ここで卵焼きの中にキャベツや玉ねぎが入ることが多いです。
意外にたっぷりな油を鉄板上にたらすため日本的な卵焼きといよりはフライドエッグという響きの方があっている気がします。
ちなみにあれ?黄身はどこいったみたいに見えますがきちんと入ってます。エサが影響してるのかウガンダの卵は黄身の色が薄いものが多くたいてい真っ白に見えます。
卵が焼け上がりそうになったらそこにチャパティを載せて最後にトマトを載せくるくるとまいて終了です。屋台の店主はいとも簡単に作りますがたぶん素人の私がやったらやけどする気がします。
野菜は後乗せ(生)になるところと卵と一緒に卵焼きの中に入るところがありますが衛生面を考えると卵に入れて焼いてもらったほうがいいと思います。紙袋に入れてくれるところと薄いプラスチックの袋に入れるところがありますがプラスチックだと焼き立ては熱いので注意してください。
普段はそのまま食べてますが断面を撮るためにあえて切ってみました。切り口をみるとちょっとおいしそうに見える気がします。
ROLEXはどこで食べれるのか
人の集まる街中であればどこかにはあると思います。屋台街などに行くとここにロレックス屋、あそこにもロレックス屋みたいな感じでロレックス屋と焼き串屋だらけだったりします。
ちなみに値段は卵1個が1000シリング、卵2個だと1500シリングです。大体どこの街でも同じような値段だと思います。
おいしいロレックスを食べるために
チャパティ・卵・野菜少々というとてもシンプルな料理であるために基本的にはおいしいのですがやはり出来立てのチャパティで作られたロレックスが一番です。
チャパティは作り置きしてあることが多いですが作り置きだともっさり感がありなんとなく油っこく感じます。出来立てだと柔らかくてチャパティうまっ、となるでしょう。是非焼き立てチャパティでロレックスを作ってもらってください。
世界にはこんなロレックスも
デンマークのコペンハーゲンで開催されたフードトラック(屋台)フェスティバルでウガンダのロレックス屋台が優勝したそうです。そこで売られてたロレックスはこちら。
(写真はデイリーモニターの記事から)
私が普段食べているロレックスと違って彩りが鮮やかです。どんな味なのか気になります。ウガンダでも他とは違ったロレックスを売る店が出てくることを期待しています。