男はなぜ急に女にフラれるのか?を読んで思ったこと

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医学博士で心療内科医の姫野友美著
「男はなぜ急に女にフラれるのか?」

という新書がウガンダドミトリーの本棚にあったので借りて読んでみました。

読んで興味深かったワードについて説明、感想を述べていきます。

解決脳と共感脳

本書の冒頭で男の脳は「解決脳」、女の脳は「共感脳」であると書かれています。この本を読むよりも前にどこかでこのワードは聞いたことがあったのですがどこで見聞きしたのかは思い出せません。著者は心療内科医ということで日々カウンセリングを行っているそうですがカウンセリングの5つの技術「受容」「共感」「支持」「保証」「説得」においても男女で重要なものが変わってくるそうです。女の場合は「受容」と「共感」、男の場合は「保証」「説得」が大切になってくるようです。ちょっとしたすれ違いからくるストレスを軽減するためにも違うということを認め合うことが不可欠だというところから本書は始まります。

ザルとバケツ

男は相手の情動に関する察知能力が女よりも低く、相手が不平や不満のサインを出していても見過ごしてしまう、言い換えれば感情を網目から素通りさせてしまうザルのようなものだそうです。

逆に女は不平不満をためるバケツを持っており、少しづつたまった不平不満のバケツが一杯になった時に(唐突な出来事というわけでなく当然の結末として)いきなり別れを切り出されるというのです。へぇー、って感じですね。これらの説明を男女の脳の違いを交え説明しているのでかなり説得力があります。

同期がかなり精神的に疲れてると同任地の女性隊員が言っているのを聞いたときに、そうなの?って感じで私は聞いていました。ここでも察知能力の差が表れているのかなと納得した次第です。

女の中には天秤がある

女は打算的であるとはよく聞く気がしますが本書でも同じようなことが書かれていました。少なからず男も損得勘定はしていると思いますが女はそれ以上に計算高い生き物なんですね( Д)

ひきこもりと食行動の変化

ストレス回避行動として男は社会との関わりをなくすようにひきこもりに、女は食行動に問題が起こる場合が少なくないとのことです。協力隊は女は太り、男は痩せるという都市伝説のような(たぶん統計学的に本当の)話がありますがこれも単純に文化や食事の違いだけでなく途上国生活におけるストレスの影響があるのではないかと思えました。

悩んで頭を抱える人

周りにこうした隊員がいたら気遣ってあげたほうがいいかもしれませんね。

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