2016年1月からウガンダのセカンダリースクールでPCインストラクターとして活動しています。
1学期はコンピュータの実技試験以外は見ていませんでしたが二学期になり学期始めのテストで手伝って欲しいとのことで他の教科の試験監督をしてきました。
試験の実施方法
職員会議で話題に上がっていたカンニング問題。テストを行う教室等について対策しようと言っており、以下の様な形で進められていました。
1年生が2クラスあるのですがそのクラスの生徒が4つの教室に分かれて着席していました。他の学年と合同で教室を利用しており、なるべく隣の席に同じ学年が座らないように配慮しているようです。ただあまり厳密には守られていなく普通に同学年が隣の席に座ったりしています。詰めが甘いというかウガンダらしいというか。。。
ちなみにこれは教室の前に置かれた生徒のノートです。先生がノートをしまうようにと言った後に雑な感じで床に置いてました。
試験時間について
今回1時間半で設定されているテストを見ましたが8:25開始9:55終了となっているものが教室がばらばらな事、そしてテスト用紙4枚を私ともう一人の教員で1つ1つ配っていくことから早いところでは8:35くらいから、一番遅いところでは8:45くらいからテストが始まりました。終了時間は同じとなっておりスタート時間が考慮されていません。一斉によーいスタートと行かないので公平ではないです。
ウガンダにおけるカンニングの実態
コンピューターの実技試験の時も何やら隣とごにょごにょ話したりする人はいましたし、他の隊員も試験監督をしたらカンニングだらけで嫌になったという話も聞いていました。なのでカンニングだらけなんだろうと思っていましたが想像していたほどひどくなかったです。
隣に同学年が座らない配置にしたことがうまく機能している気がします。私が教室内をうろうろするのでそれも多少抑止効果が働いたのだと思います。ただ隣に座っているところでは簡単に隣をのぞけるため、のぞきこんでいる生徒は何人もいました。
試験監督をしてみての感想
すでに述べましたが
- 時間通りに始まらない
- 公平性がない
- カンニングが多い
とあまりよくない状況でありました。しかし長所と短所は表裏一体であり、言い換えれば物事に対して寛容であるといえると思います。時間もルールもきっちりしている日本から来ているので日本が正しいと思っていると悪く見えるかもしれません。しかしこれはこれで文化としてはありなのかもしれないと思える自分がいます。どんどんウガンダに染まっている証拠でしょうか(^^;)