ウガンダ・ルワンダ・コンゴ民主共和国だけに生息するマウンテンゴリラ。ウガンダではブウィンディ国立公園とムガヒンガ国立公園の2つの国立公園で見ることが出来ます。
今回私はブウィンディ国立公園のRuhija(ルヒジャ)ゲートでマウンテンゴリラトラッキングに参加しました。
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ウガンダのゴリラトラッキングの料金
マウンテンゴリラには国立公園に行けばすぐ会えるというものではありません。ウガンダの場合はUWA(Uganda Wildlife Authority)からゴリラトラッキングのパーミット(許可証)を入手(購入)する必要があります。
2017年 |
外国人非居住者 |
外国人居住者 |
通常価格 |
600ドル |
500ドル |
プロモーション価格 |
450ドル |
400ドル |
私の参加した2017年は4月5月11月の雨の多い時期がプロモーション価格になっていました。現在の値段は公式ページを参照してください。
ゴリラトラッキングに参加するには
ゴリラトラッキングに参加するには
・旅行会社に申し込む
・自分で手配する
の2択になると思います。
ゴリラのパーミットを自分で手配(予約)する場合はカンパラにあるUWAのオフィスに行かないと行けないため海外からやってくる場合は旅行会社に申し込むのが一般的だと思います。
旅行会社に申し込めばパーミットから移動、宿泊までセットになっているので楽です。ただその分値段もかなり高くなってしまいます。
自分で手配した場合の参考料金
私はカバレからの移動ということもあり自分で手配しました。
カバレールヒジャゲートの車(貸し切り):往復1泊2日30万シリング
宿(Ruhija Gorilla Friends Resort Campsite):15ドル
宿については事前にネットでパンフレットを見ていたのですが現地に行ったら25ドルと言われました。なのでわざわざマネージャーに電話をしてパンフレットに書かれてる金額でとお願いしたらこの値段になりました。ただパンフレットでは朝食付きでしたが朝食なしの素泊まり料金です。
この日記を書くにあたって再度検索したら・・・あれ?パンフレットが見つからない。他の情報では30ドルなんてこともあるので値上げしたんでしょうか。でも値下げの余地はあるということですね。
これにカンパラのバス往復5~60000シリングを入れてもツアーを組むよりは格安になると思います。
カバレ–ルヒジャの移動
前日夕方に移動しましたが2時間弱で到着しました。途中の道は山道といった感じですが晴れていればもっと景色がよかったのだと思います。曇りでもいい感じの景色でした。
ゴリラトラッキング当日受付
8時にルヒジャゲートのUWAオフィスで受付です。ちなみにカンパラのUWAオフィスにてこのIC付きパーミットカードをもらいますがここで渡してしまいます。(手元には残りません)
たぶんICカードに氏名などの情報が入っているのでそれと照合する、もしくは単に記録するために身分証(パスポート、在住者IDなど)も必要でした。
8時少し前につきましたが既に欧米人含め何人も集まっておりました。
出発前ブリーフィング
8時の受付をして少しすると全体でのブリーフィングが始まります。総勢40名くらいの参加者がいたような気がします。
UWAのレンジャーの話では
現在世界には880頭のマウンテンゴリラがいてブウィンディ国立公園にはそのうちの400頭がいるそうです。レッドテイルモンキー、ブルーモンキー?、バブーン、チンパンジー、象などに遭遇することもあるそうです。残念ながら私は遭遇しませんでした。ただ歩くところには象のフンがいくつも落ちていました。
ゴリラトラッキングに必要な持ち物
・トレッキングシューズ
・雨具、レインコート
・飲み水(1.5リットル)
・手袋、軍手
・虫よけスプレー
・ちょっとしたおやつ
・濡れた場合の着替え(いい雨具があれば不要)
最低限、トレッキングシューズと雨具は必要だと思います。特にプロモーション価格になっている雨季はどこかのタイミングで雨が降ると思います。
私が参加した日は出発してすぐに雨が降りだして最初から最後まで雨でした。ちょっと古い雨具だったので途中から浸水して中の服も濡れてました。
飲み水はブリーフィング時に最低1.5リットルといっていましたがずっと雨で寒かったということもあり300mlくらいしか飲まなかったです。また手袋、虫よけスプレーも用意してなかったですが何とかなりました。でも軍手はあったほうがいい気がします。
ゴリラトラッキング開始
ブリーフィングを受けたゲートから開始地点まで車で移動です。といっても数分で到着。こちらが開始地点でした。
UWAの説明ではゴリラ1グループにつき8名までと書かれていますがなぜか私の参加したグループは総勢10名。まあこれもウガンダらしい気がします。
雨が降っていたこともあり足場も悪く、また森を切り開いていくような場面もありました。これはこれで楽しいですがなかなか大変です。8:40頃歩き出し、3時間くらいでゴリラグループのいる場所に到着しました。
雨季のゴリラは木の上にいることが多い
雨季は寒いこともあり木の上に登っていることが多いそうです。上を見上げると
いた、とテンション上がりますがちょっと遠いです。
ただそのうちの1頭(名前はハッピーというらしい)が木の上からおりてきてくれました。
ハッピー!
その時のおりる姿がまたかわいらしいこと。
そしてほんの数メートル先にマウンテンゴリラがいる、という状況を楽しめました。ズームを使うとこんな写真もとれます。
これが私のベストショットです。
おりてきたはいいものの他のゴリラたちが移動しないからかハッピーは木陰で寒そうにしてました。
1時間程の滞在で、グループの半数以上が雨に濡れて寒いしもうそろそろ帰ろうといった雰囲気になりこれでゴリラグループとの時間は終わりました。運が悪いとゴリラが地上におりてくれるまで2時間くらい待つ日もあるそうです。
雨に濡れながら2時間待つのはちょっと大変な気がします。だからこそのプロモーション価格なのでしょうね。
(移動するゴリラをトラッキングしながらのため)行きは3時間でしたが帰りは1時間ほどで朝の入口に到着しました。
ゴリラトラッキング参加証
UWAのゲートのオフィスに戻ると参加証がもらえます。単なる紙なのでちょっと物足りないですがいい思い出になります。
動物園でしか見ることのないであろうマウンテンゴリラを森の中でそれもなにも隔てるものなく見れるというのはとても貴重な経験でした。ゴリラもすごくかわいらしくて時間とお金に余裕があるなら是非おすすめしたいウガンダ観光です。