笑いあり涙あり?中間活動報告「カバレ野郎はバカ野郎」

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昨年の1月に赴任してから早くも1年が経過しました。
協力隊員は1年の節目に中間活動報告会というものが設定されています。
報告会はJICAウガンダ事務所内で1人持ち時間20(15分発表5分質疑目安)で行われました。

今回は中間活動報告の内容をそのまま報告します。文章の原稿は作っていないため思いだしての書き起こしです。
言い回し含め何度も練習してるので意外に覚えているものですね。

ちなみにこれをみて中間報告ってこんな感じでいいんだとは思わないでください。私の報告はちょっと毛色の変わった感じです。他の隊員はもっと真面目でした。

それではスタート!

(ちなみに発表内容をそのままなのでこの記事を読むのに15分前後かかるかと思います)

中間活動報告

中間活動報告1

中間活動報告と題しまして27年度3次隊PCインストラクターの青井が発表させていただきます。

まず始めに断っておくのですが今回の報告はJICAや調整員(協力隊員をまとめる上司のような存在)の方々に向けての内容というわけではなく今月新たに赴任された2016年度3次隊の新隊員向けの内容となっておりますので了解いただければと思います。(しょっぱなから逃げw)

中間活動報告2

料理のポイントとしてさしすせそとありますがウガンダ生活のポイントを私なりにさしすせそにまとめましたのでお聞きください。

中間活動報告3

改めまして、本日の発表の流れですがまず始めに簡単に自己紹介をさせていただき、

任地、活動先の紹介、活動内容の紹介、日常生活、家の紹介、最後に今年の目標といった流れで発表致します。

中間活動報告4

では自己紹介として簡単に職歴を紹介いたします。

大学卒業後、携帯や家電などを開発する会社でプログラマとして約2年半働いていました。新卒3年の壁は厚く、私も今どきの若者だったのかもしれません。

そして現在、ウガンダでPCインストラクターとして活動しています。

勘のいい方はここ(24社目のスペース)を見て気付く方もいるかもしれませんが・・・

中間活動報告5

私は協力隊員2回目になります。

一回目はカンボジアでコンピュータ技術隊員として活動していました。カンボジア時代は小学校教員養成校というところでワードやエクセルなどのソフトを教えていました。

協力隊員2回目だからといって素晴らしい活動をしているかというと・・・残念ながらそうではありません。

中間活動報告6

それでは次に任地、活動先の紹介に移ります。

中間活動報告7

私の任地はカバレというところでカンパラから西に約400キロ、地図でみるとこちらになります。ほぼルワンダだと思っていただければいいと思います。

中間活動報告8

そんなカバレですがウガンダの国鳥カンムリヅルをよく見ることが出来ます。一度、学校のグラウンドでこんな風景に遭遇しました。

中間活動報告9

さすがウガンダの国鳥ですねサッカーが好きなんでしょうね。(爆笑予定のネタ。実際は笑いよりも国鳥の数に驚くほうが大きかった気がします。)

中間活動報告10

カバレには他にも温泉があったりとさまざまな見所があります。

いきなりですがここでウガンダ生活のポイントその1

中間活動報告11

最初のうちに散策しよう。

赴任してすぐのころは日本との違いに驚きつつ、毎日が刺激的だと思います。1年も生活しているとウガンダの生活も日常になってしまいいつのまにかルーチンワークのように行動してしまいます。私のようにインドア志向の趣味があったりするとなおさらです。

この温泉の写真もそうですがこれは赴任間もないころにいろいろ見て回っている時に見つけたものです。

はじめのうちにいろいろ散策していただき、ウガンダのいいところ、任地のいいところを発見していただければと思います。

次に私の活動先について紹介します。

中間活動報告12

私の活動先はチゲジカレッジブトベレ(こちらではKiは「キ」ではなく「チ」と読みます)というセカンダリースクールです。生徒数は約400名。隊員が派遣されているセカンダリースクールの中では規模の小さいほうだと思います。

学校の校舎はこんな感じです。

中間活動報告13

学校自体がウシを飼っていたりするので牧場のようなほのぼのとした風景が広がっています。

そんな活動先ですが私はここのテーマソングを尾崎豊の「卒業」にしました。

中間活動報告14

(いきなりワンフレーズ歌いだす)

夜の校舎 窓ガラス 壊してまわった~♪

といった事件が昨年ありました。

中間活動報告15

デイリーモニター(ウガンダの新聞)にも取り上げられたのですが他校の生徒といざこざがあり他校に侵入し窓ガラスを壊して警察に捕まった、というような事件を起こしています。

尾崎豊の歌の歌詞を地で行くちょっとやんちゃな生徒のいるところで活動しています。

中間活動報告16

それでは次に活動内容に移ります。

中間活動報告17

コンピュータルームについてですが、40台利用可能なコンピュータがあります。LAN環境あり、プロジェクターなしといった状況です。

授業の風景はこのような感じになります。

中間活動報告18

40台のパソコンがありますので40人未満の選択授業の学年などでは11台利用することが出来ていますが40人を超えるクラスではこのようにちょっとあふれているような状況です。

また昼だけでなく夜の授業もあるのですが夜の授業の雰囲気はこのようになります。

中間活動報告19

これは停電というわけではなく蛍光灯が教室の端に1本しかないのでただ暗いだけです。

中間活動報告20

そんな活動先が抱える課題について

私が解決出来そうな課題が3つ見つかりました。(解決出来なそうな話題には触れない)

中間活動報告21

1つ目はプロジェクターがないということです。プロジェクターがないことにより実技の授業で教員が説明していてもその説明を理解することが出来ておらず何度も説明する必要があるなど授業の効率がよくありませんでした。

2つ目、コンピュータの管理が出来ていない。シンクライアントサーバーシステムで稼働しているため実質4台のパソコンがあるのですがそのうち1台は管理者権限パスワードが分からなくて何も出来ないような状況でした。様々な設定も生徒に変えられており授業に差し支えも出るほどです。(パソコンによって設定や見え方が変わると生徒は説明についてこれていません)

そして3つ目はタッチタイピングが出来ないことです。生徒はもちろんのことコンピュータ教員、資料作成を仕事としている秘書など誰一人タッチタイピングが出来ていません。

これらの課題を解決するために様々なソフトなどを導入していきました。

中間活動報告22

まず1つめのプロジェクターがないという課題に対して、クラスルームマネージメント用のフリーソフト、iTalkを導入しようと試みました。これはどんなソフトか簡単に説明すると教師の操作画面を生徒のモニターに表示する機能のあるソフトです。

残念ながらサーバーの性能不足により台数を増やした時に動かすことが出来ませんでした。

さてどうしよう・・・(簡単な機能を組み合わせればなんとかできそうだなと思い)ないなら作ってみようと

中間活動報告23

教師の操作画面をLAN内のコンピュータに配信するソフトを作りました。現在このソフトを導入しており実技の授業がやりやすくなったと感じています。

またこのソフトを私が作ったと知った同僚の私を見る目が変わった気がします。はじめのうちに同僚が出来ずに自分が出来ることというものを見せるとその後活動がしやすくなるということもあるかと思います。

中間活動報告24

次にコンピュータの管理が出来ていないという点に関して、ロールバック用のフリーソフトReboot Restore Rxを導入しました。

これはどんなソフトかといいますと生徒が授業中に壁紙を変なゴリラに変えたとしても、次回の起動時にまた初期状態に戻してくれるというソフトです。レジストリなどを細々といじって設定を変更出来ないようにするというやり方もあるのですがこれだとソフトをインストールするだけでいいので簡単に導入できます。

中間活動報告25

3つ目、タッチタイピングが出来ないという点に関して、タイピング練習用のフリーソフトTyping Masterを導入しました。昨年は一年生の実技授業でワードと並行して教えていたのですがタイピング練習の時は頑張ってみないように練習をしていても、ワードの演習になったとたんにキーボードを見て一本指で打ち出すので今年の一年生はタイピング練習一本に絞ってやっていこうと思います。

中間活動報告26

活動先が抱える課題3つのうち2つは解決出来ました。タッチタイピングについては今年も継続していきます。

中間活動報告27

他にはゴキブリ退治をするクリックくそゲーも作りました。先輩隊員が「生徒はダブルクリックが出来ないんだよね」と言っていて、実際授業を見てみるとファイルを開くのにいつも右クリックしてから開くとやっている生徒が何人もいたことがくそげー制作のきっかけです。

一年生の導入の授業で一度使いましたがダブルクリックの感覚は掴んでもらえたのではないかと思います。

中間活動報告28

授業中の風景ですがなぜかひとつのモニターの前に生徒が集まりだしニヤニヤしていることがあります。

だいたいそういう時は

中間活動報告29

ポルノ画像を見たりしています。

ここでウガンダ生活のポイントその3

中間活動報告30

下ネタは世界共通。

現地語で「これはなんだ?エンボロか?エマナか?」と聞くと生徒は大爆笑です。ウガンダ人も下ネタ大好きなので是非普段の生活で使ってみるといいのではないかと思います。

以上で活動内容の紹介は終わりです。

中間活動報告31

次に日常生活・家の紹介に移ります。

私の日々の食事はこちらです。

中間活動報告32

朝、食パン、バナナ。昼に給食のポショ豆、夕食はご飯とアボカドです。
学校のある期間中は7、8割は毎日同じこのメニューです。

赴任して1年経つと健康診断を受けますが特に異常は出なかったので毎日この食事でも問題はありません。

バナナ、豆、アボカド、卵が私の健康を維持してくれているのではないかと思っています。

中間活動報告33

次は私の住む家の紹介です。ちょっと賃貸物件風に紹介してみます。

戸建て賃貸チゲジハウスカバレ、配属先から徒歩3分、タウンからはぎりぎり徒歩圏内30分という閑静な住宅街に建っています。

ウガンダ隊員では珍しい電気・水道完備の物件です。コンクリートうちっぱなしのデザイナーズ物件になっています。

ウガンダでは配属先が住居を提供することから隊員間での住居格差がかなりあります。電気も水道もない、という隊員も普通にいます。

ここでウガンダ生活のポイントその3

中間活動報告34

「住めば都」です。

配属先がどんな住居を用意してくれるかはわかりませんがどんな家であっても住めば都です。電気がなくてもかわりに星が綺麗に見れたり、水道がなくても水を節約して使うようになったりとデメリットばかりではありません。是非自分の家を好きになってください。

中間活動報告35

そんな我が家の周りですが未舗装路しかないので乾季の時期にはこのように土埃が舞い上がり風景が茶色になってきます。

はい、ここでウガンダ生活のポイントその4

中間活動報告36

洗濯は分けてしよう

赴任当初はシャツもズボンも靴下の一緒くたにして洗濯していたのですがするととたんに白いシャツが茶色くなってしまいました。ズボンや靴下はかなり汚れていて洗濯すると茶色の水が出てきますのでそれらは他のものと分けて洗ったほうがいいです。

中間活動報告37

ではここでひとつクイズを出したいと思います。

ストレス解消・リラックスにおすすめ、ウガンダでも出来る私の大好きなものとはいったいなんでしょうか。

これだけだと難しいとおもうのでヒントを出しますね。

中間活動報告38

Sから始まる三文字の言葉。

はい、誰か解答者いませんか?

(解答者いませんでした。時間もおしてたのですぐ自ら答えの発表)

正解は

中間活動報告39

「Sauna」です。(三文字の魔術w)

ウガンダでも日本と同じようにサウナがあります。毎日家ではタライで水浴びになる方が多いと思いますが週末にお湯のシャワーで体を洗うだけでもすごくリフレッシュできるのでおすすめです。

中間活動報告40

最後に今年の目標です。

中間活動報告41

活動面に関してはタッチタイピストの育成、生活面に関しては健康維持、以上を目標に頑張りたいと思います。

それでは最後にウガンダ生活のさしすせそをまとめます。

中間活動報告42

さ、最初のうちに散策しよう

し、下ネタは世界共通

す、住めば都

せ、洗濯は分けてしよう

中間活動報告43

そ、そうだサウナに行こう

・・・PC隊員らしさがまったくないですって?

ではこちらでどうでしょう

中間活動報告44

外付けHDD,USBに注意

活動先のパソコンを使うことや同僚からUSBでデータをもらうような機会もあるかと思います。

私の学校もそうですがウガンダではコンピュータウイルスが蔓延しています。USBなどを使う時、また使った後はウイルス対策ソフトでウイルスチェックをしてから利用するようにしてください。それだけでウイルスに感染する可能性を減らすことが出来ます。

以上、ウガンダ生活のさしすせそをまとめたところで私の発表を終わらせていただきます。

中間活動報告45

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