海外に持っていくパソコンの選び方、故障しにくい使い方

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最近では11台どころか1人複数台持っている人もいるパソコンですが青年海外協力隊として開発途上国に行く場合のパソコンの選び方・故障しにくに使い方についてお話します。

日本と開発途上国の違い

パソコンを使うにあたって日本と開発途上国では何が変わってくるでしょうか?私は道路や電力などのインフラが大きく日本と違うと思います。未舗装路はいたるところにありますし、長時間の停電や瞬断は日常茶飯事です。これらがパソコンにとっては好ましくありません。

パソコンの弱点

振動・埃

パソコンなどの電子機器、精密機器は振動やほこりに弱いです。道路はがたがたで埃っぽい途上国では日本よりも故障しやすくなります。

不安定な電気、電圧の変動

パソコン用のACアダプターは海外の240Vの電圧にも対応していますが、不安定な電力状況ではACアダプターや電源周りも故障しやすくなります。

こうした弱点に対しどのように対処すればいいか述べたいと思います。

振動に強いパソコン選び

パソコンの記憶装置としてハードディスクドライブ(HDD)というものがあります。このHDDが特に振動に弱い部品になります。機械的に駆動する部品であり壊れてしまうとデータが読めなくなりパソコンが起動しなくなるのです。

このHDDに代わるものとして最近普及してきているのがSSD(Solid State Drive )です。機械的にではなく電気的にデータを読み書きするためHDDに比べて振動に対して強くなります。現状SSD搭載パソコンはHDDに比べて容量が少なく価格も高いですがその価格差も小さくなりつつあります。

パソコンを埃から守るためにやるべきこと

パソコン内部に埃が入るとそれが基盤に蓄積し最悪故障します。ハードディスクと違って基盤が故障すると交換するのも大変で、ましてや途上国であれば対応するパーツが手に入らないと思います。

ビジネスユースであれば防塵パソコンというものも売られていますが一般ユーザーにとっては値段も高く大きく重かったりするためあまりおすすめ出来るものではありません。

ですので以下のグッズを使いパソコンを埃から守りましょう。

キーボードカバー

その名の通りキーボードをカバーするグッズです。キーボードはすき間だらけなので容易に埃が入ります。キーボード自体が故障するのも防げますし、さらに内部に埃が入る可能性も下がります。

私も使っていますがキーボードカバーをめくってみるとくっきり跡がついています。目に見えて埃っぽいことがわかりますね。

keyboardcover_dust

各種コネクタカバー

パソコンにはさまざまな入出力端子が付いています。代表的なものはUSBでしょう。これらの使わないポートもカバーでふさいでおけば埃対策になります。キーボードカバーやUSBコネクタカバーは100円ショップにも売っています。

パソコンを不安定な電圧から守るためにやるべきこと

振動・埃ときて最後は電圧対策です。日本ほど停電もなく安定した電力が供給されている国はどれくらいあるのでしょうか。途上国では皆無だと思います。そのため日本の電気店ではあまり見かけない電圧安定器(スタビライザー)がどこででも手に入ります。

StabilizerDrVolt

←私が使っているものは安定した電気の供給がある時だけ通電し、不安定だと黄色や赤色のランプとともに遮断してくれるという簡易的なものを使っています。

手の平サイズなのでノートパソコンと一緒に持ち運んで使っています。これだけでも十分なのではないかと思います。もちろん日本でも売っていますが値段が高く、良い物ほど重かったりするため荷物を増やしたくない場合は現地で買いましょう。

まとめ パソコンの故障しにくい使い方

・パソコンを選ぶときは出来ればSSD搭載のものを買う

・キーボードカバーやコネクタカバーを使う

・電圧安定器を使う

以上の3点を実践していればパソコンが故障しにくくなり長く使えます。また使わない時はパソコンをバッグにしまう、電源ケーブルをコンセントから抜いておくなど小さな行動の積み重ねがパソコンを長く使えるようにするコツだと思います。

まだやっていないことがあれば試してみてはいかがでしょう。

また日本では日本のメーカー製パソコンがたくさん陳列されていますが海外ではほとんど扱っていないと考えたほうがいいです。故障した場合に直せる可能性を上げるなら以下の3大メーカーの製品から選ぶのがいいと思います。

HP(ヒューレットパッカード)
lenovo(レノボ)
Dell

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