蚊の媒介する病気から身を守ろう-マラリア予防-

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蚊に刺されることで発症する病気といえば最近日本でも発生したデング熱を思い浮かべる方も多いと思います。

ここウガンダではデング熱よりもマラリアが流行しています。

マラリアとは

海外旅行と病気.orgでは以下のように説明されています。

マラリア原虫(寄生虫の一種)の感染によって起こる熱病で、蚊(ハマダラカなど(写真))がこの原虫を媒介します。ヒトに感染するマラリア原虫には熱帯 熱、三日熱、四日熱、卵型の4種類があります。現在、日本国内でマラリアの流行はありませんが、熱帯や亜熱帯地域で年間3億人近くの患者が発生しており、 約50万人以上が死亡しています。アフリカ(サハラ以南)では、こうした患者の9割以上が発生しており、都市を含む全ての地域で感染リスクがあります。ま た、パプアニューギニアや南米のアマゾンも高度流行地域です。それ以外のアジア、中南米などの地域では流行が郊外の限られた場所に限定されます。なお、流行する時期は蚊の繁殖する雨季に多いとされています。

デング熱には有効な予防薬はありませんがマラリアにはいくつか予防薬が存在します。

マラリア予防薬メファキン(メフロキン)

マラリア流行国に派遣されている青年海外協力隊員には予防薬メファキンが支給されています。

mephaquin

メファキン服用方法

週一回の内服のみです。毎日飲まないといけない他の予防薬ドキシサイクリンに比べて手間がかかりません。

メファキンの副作用

薬には副作用がつきものですがマラリア予防薬は副作用が出やすい薬のようです。その中ではメファキンは比較的副作用の少ない予防薬と聞いています。

お薬110番によると副作用として以下の症状が挙げられています。

  • めまい、ふらつき、倦怠感、頭痛

  • 不安感、抑うつ状態、イライラ感、眠気、不眠

  • 吐き気、嘔吐、腹痛、下痢

  • 発疹、じん麻疹、かゆみ

  • 脱毛、脱力感、筋肉痛

  • 視力障害、聴力低下、耳鳴

  • 動悸、肝機能値異常

上記に記載はありませんが周りでよく聞くのは悪夢です。しばらく服用を続けると副作用がなくなるという傾向もあるようです。ちなみに悪夢というかエロい夢を見るという人もいます。病は気からといいますが夢くらいならコントロール出来る気がしますね。

ウガンダに来てから眠りの質が悪くなった気がしますが、幸い私は自覚するような副作用もなく服用出来ています。

メファキンでマラリアを防ぐことは出来るのか

JICAからの説明ではこれまでメファキンを正しく服用していてマラリアを発症した隊員はいないそうです。薬には個人差もありますし100%防げるわけではありませんがほぼ予防できると考えてよさそうです。

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蚊対策

マラリアやデング熱に限らず蚊に刺されると厄介なのがかゆみですね。もし寝ている時だとあのぶ~んという不快音とともに睡眠不足必至です。ということでウガンダで利用している蚊対策グッズを紹介します。

オリセットネット(蚊帳)

日本ではほとんど見かけることがないですが蚊帳は睡眠時の対策として1番効果が高いと思います。蚊帳の中でもこのオリセットネットというものは住友化学が開発した防虫剤が練りこまれた特殊な蚊帳になります。蚊帳の上で蚊や、たまにハエとかが死んでいたりします。

myroom

蚊帳の他の効用

幸い私の任地カバレでは大きなゴキブリはいませんが住む場所と家によってはゴキブリに悩まされるようです。寝ている時にゴキブリがベッドに侵入してたら……想像したくないです。

蚊帳があればゴキブリや他の虫の侵入も防いでくれます。

フマキラーおすだけベープ

最近よく見かけるようになった1プッシュ式の虫よけを日本から持ってきています。ゲストハウスや安いホテルに泊まると蚊帳はあっても大きな穴が開いていたりします。また他の隊員の家に泊まるときにマットはあっても蚊帳はなかったりするためそういう時に使っています。これを使った時は蚊に悩まされた記憶がないためかなり効いていると思います。

私はスプレーや柔軟剤などでにおいのきついものは好きではないのですがこのロマンティックブーケの香りは嫌いではありません。

アース電池でノーマット

電気がなくても使えるようにと乾電池式の虫よけも持ってきました。我が家で使っていますがあまり効果がないように思います。家の通気性がよすぎるんでしょうか。ないよりはマシといったところです。

虫よけスプレー

日本から持ってきませんでしたがウガンダでも虫よけスプレーは売っています。忌避成分であるディート含有量が日本のものよりも多い商品が多く、効果は高いようです。ただ肌への負担などを考えた場合は日本製を持ってきた方がよいでしょう。

もしかしてマラリア?高熱が出た場合にすること

予防薬を飲んでいて、虫よけを使っていたとしても蚊を完全には防げません。もし高熱が出てマラリアかもしれないという時、簡易検査キットでマラリア検査をします。

私もウガンダに来てから1度だけ38度を超える熱が出たため調べたことがあります。

小さな針を指先に刺し、血をキットに垂らします。針を刺さないと血が出ないし刺しすぎると痛いし、注射より嫌いかもしれません。検査液を垂らし待つこと15分。

malariakit

陰性なのでよかったです。陽性の場合は線が2本以上でます。

マラリアは予防薬である程度防ぐことが可能ですが薬だけに頼らず、虫よけ対策などしっかりして残りの期間も健康に過ごしたいと思います。

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