海外に行くときに日本からパソコンを持っていくと思いますが海外生活中にパソコンが壊れてしまった場合、日本から送るよりも現地で英語版Windowsの入ったパソコンを購入するほうが現実的だと思います。英語でも使用するのに問題はないですが日本語だったらもっと使いやすいのになと感じることもあるでしょう。
今回はWindows7の英語版を日本語化する方法について紹介します。
Windowsのエディションによる違い
Windows7にはStarter, Home Premium, Professional, Ultimate, Enterprise(企業向け)のエディションがあり、UlimateやEnterpriseのエディションであればWindows Updateから言語パックをダウンロードし、インストールすることで英語版OSを日本語化することが可能です。
Ulimate、Enterpriseのインストール詳細はこちら→https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2483139
個人的に広く使われているのはHome Premiumだと思います。今回はHome Premiumで日本語化する方法について紹介します。(私の環境はProfessionalでしたが同じ手順です。)
日本語化に必要なもの
日本語化には日本語の言語パックが必要になります。OSが32ビットか64ビットかを確認し対象の言語パックをダウンロードしてください。
Windows 7 SP1 32bit用:http://download.windowsupdate.com/msdownload/update/software/updt/2011/02/windows6.1-kb2483139-x86-ja-jp_bc46078938ae9129c7ce86a9c176fa517e4c0a3d.exe
Windows 7 SP1 64bit用:http://download.windowsupdate.com/msdownload/update/software/updt/2011/02/windows6.1-kb2483139-x64-ja-jp_aeaf7e9b0b6c2173bf757330017a7f655f1f8715.exe
日本語化の方法・手順
1.ダウンロードしたexeファイルをクリックし実行すると数秒間「lp.cab」というファイルが同じフォルダ内に表示されます。このファイルが表示されている間にファイルをコピーしてください。
方法としてはキーボードで「Ctrl+C(コピー)& Ctrl+V(ペースト)」をするかファイルをドラッグアンドドロップでデスクトップなどにコピーします。
2.どこでもいいと思いますが今回はCドライブ直下に「lp」というフォルダを作成ます。そして先ほどコピーしたlp.cabをこのフォルダに移動します。
3.コマンドプロンプトを管理者権限で実行します。
管理者権限で実行するには
Windowsスタートメニュー → Accessories → Command Prompt上で右クリックし、
Run as administratorをクリックし実行します。
ユーザーアカウントコントロール画面が表示されたらYesをクリックします。
4.コマンドプロンプトが起動したら以下のコマンドを実行します。
dism /online /Add-Package /PackagePath:C:\lp\lp.cab
画像は日本語キーボードなどを入れており、地域と言語を日本にしていたからだと思いますがバックスラッシュが円マークになっています。
しばらくして100%になり「The operation completed successfully.」と表示されます。
以上で言語パックのインストールは完了ですが最後にレジストリを変更する必要があります。
5.レジストリの変更
Windowsスタートメニューをクリックし、検索ボックスに「regedit」と入力し表示された「regedit.exe」を実行します。
Registry Editorが起動したら
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Languageにある「InstallLanguage」の値を英語を表す「0409」から日本語を表す「0411」に変更します。
上記の作業が終わったら再起動してください。再起動後に日本語メニューに切り替わります。